ベトナムでは99%の企業がカードで行える決済を現金で行っているため、ビジネスカード市場が発展する余地が非常に大きい。米クレジットカード大手ビザが16日にハノイ市で開いたビジネスカードに関するセミナーでこう発表した。
ビザの調査結果によると、約40%のベトナム企業が年平均11回社員を海外に出張させているが、99%が決済に現金を使用している。このことは企業にとって、費用管理面での課題となっている。
この調査では、企業の60%が銀行との融資取引関係が既にあり、85%がビジネスカードを導入する考えのあることが分かっている。ビザのインドシナ3か国の責任者ロリジョン・バッキ氏は、これは各金融機関にとってビジネスカードを企業に広めるチャンスだと強調した。
バッキ氏は、決済にビジネスカードを使用する利点への理解が進みつつあるとし、ベトナムのビジネスカード市場には大きな可能性があると評価した。